コンシェルジュスタッフの「クルーズ船に乗船してきました!」
ポール・ゴーギャンでタヒチクルーズ!
まさか研修で来ることが出来るとは夢にも思わなかった憧れの豪華客船“ポールゴーギャン”のタヒチクルーズにこの度研修で乗船してきました!
タヒチを愛した画家、ポールゴーギャンの名を冠したこのラグジュアリー客船は10年以上もタヒチを通年で運行している唯一のラグジュアリー客船となります。
通常、クルーズの客船で一番スタンダードなお部屋は内側で窓がないお部屋なのですが、ポールゴーギャンはすべてのお部屋に窓がついており、南太平洋の美しい海を眺めることが出来ます。また、船内のお食事、飲み物もすべてオールインクルーシブなのもこの船の特徴です。
お食事の評判も大変いいこのポールゴーギャン。実は1ヶ月ほど前からレコーディングダイエットを始めていた私ですが、この船に乗船するのにそんな野暮なことは言っていられません。ダイエットは一時中断しレコーディングのみに専念することにしました。
乗船まで
成田からはエアタヒチヌイの直行便で約11時間~12時間。
16時に成田を出発して日付変更線を超えますので、到着は当日の朝8時。長~い1日の始まりです。
チェックインの15時まではまだ時間があるため、エス・ティー・ワールドのお客様は無料でマルシェにお買い物ツアーにお連れし、その後港へ送迎いたします。
長いフライトの後は疲れるので休みたい、というお客様には追加代金にてホテル休憩後、港へお見送りすることもできます。
お食事について
クルーズ中、最も気になるのがお食事!
この船は2箇所のレストランと、屋外のグリルから、その日の気分にあわせてお選びいただけます。
レトワール
世界各国のバラエティ豊かなお食事をお楽しみいただけます。前菜、スープ、サラダ、パスタ、メイン、デザートの中からお好きなものをお好きなだけ。ベジタリアンのお食事などもあります。
飲み物もビンテージワインなど特別なものを除いてはすべて無料。普段はワインを飲まない私ですが、いろいろな料理にあわせてワインを楽しみました。
ラベランダ
朝食、昼食はビュッフェ形式でお楽しみいただけます。
夕食はミシュラン2つ星レストラン「アピシウス」のオーナーシェフジャン・ピエール・ヒガード監修の本格的フレンチをお楽しみいただけます。
※ディナーは要予約で滞在中1回のみとなります。アピシウスは銀座にもレストランがあるそうです。
見た目もおしゃれで優雅なディナーを堪能しました。
「アピシウス」のディナーは照明を落とし、しっとりとした雰囲気の中でお楽しみいただけます。
てんぷらを頼んでみると、えびのフリッターとかきあげ山盛りのしょうが、わさびとともにしょうゆを沿えて運ばれてきました。
決しててんぷらではなく、フリッターですが、えびがぷりぷりで、外側はさっくりとあがっていて、美味~!
乗船したら是非頼んで見てください。
ル・グリル
気持ちの良い風を感じながらお食事をお楽しみいただけるル・グリル。
朝・昼はビュッフェで、夜はアジアのテイストを加えたグリル料理をお楽しみいただけます。
ラ・パレット
朝食がいただける他、ここではアフタヌーンティーも楽しめます。
焼きたてのスコーンにクロテッドクリームをたっぷり。ピアノの生演奏で海を見ながらすごすひとときはなんとも贅沢です。
席数が少ないのでお早めにお出かけください。
ピアノバー&カジノ
食前や食後にシャンパン片手にピアノの調べに耳を傾けます。
シャンパンと一緒にいただいた生ハムはやわらかくておいしかった!
食前に食べ過ぎないようにするのが大変でした。
お部屋について
今回はバルコニー付の客室に宿泊させていただきました。ボラボラ島宿泊の際は、今回は左舷側だと壮大なオテマヌ山が目の前に!
(風や海の状況で右舷側がオテマヌ側になることもあります)ラッキーでした♪
船内設備について
船内遊びいろいろ
ル・ゴギンズ
船内では、毎日のショーの他、カラオケナイトや、ビンゴゲーム、映画、キッチンツアー、船長室見学など毎日いろいろな楽しみが待っています。
その中でもタヒチアンの女性グループで、歌に踊りに楽器にと多彩な才能を発揮する“ル・ゴギンズ”はクルーズの旅を華やかに盛り上げてくれます。
ちゃんとオーディションで選んでいるそうですよ。
岩永的おすすめ寄港地観光
寄港地観光はチャーターや特別なものを覗いては50ドル~100ドルくらいでお楽しみいただけます。
基本的に前日までの申し込みですが、空きがあれば当日直前申し込みでも大丈夫でした。
島内観光はその土地や文化を知ることができますし、写真スポットなどで時間を取ってくれるのでとてもおすすめです。
ル・トラックでボラボラ島ツアー 49ドル
トラックに屋根をつけたタヒチの庶民の足ル・トラックに乗り込み、ボラボラ島内を一周します。
(私達の時は人数が多かったためバスになりました)
ボラボラ島は一周約30キロの小さい島です。風を感じ、美しい海を見ながら島を一周します。
するとあるポイントでガイドさんが、バスの中に飾ってあるハイビスカスを外に投げて!と言います。
訳もわからず投げると無数に空いた穴からたくさんのカニが一生懸命巣の中に花を引き込もうとします。ハイビスカスを食べるカニ!衝撃映像にバス内からは歓声があがりました。
カニポイントを過ぎると次は、ボラボラ島のシンボルである山、オテマヌ山がきれいに見える絶景ポイントへ。オテマヌ山の圧倒的な存在感を感じることが出来る抜群のスポットを越えたとは、島内一美しいと言われるマティラビーチへ。どこまでも続く透明な海にため息をついてしまいます。
タハア島にて、黒真珠とシュノーケリングツアー 95ドル
船尾のプラットフォームから小さい船に乗り込み、黒真珠の養殖場を訪れます。説明を聞いた後はシュノーケリングポイントまで移動して海に飛び込みます。透明度の高い浅瀬の海でシュノーケリングを楽しみます。
モツマハナ(タハア無人島)にて1日のんびり 無料
タハア島停泊中は、是非このポールゴーギャンのお客様専用の無人島に足を運んでください。
島内では、BBQのお食事をお楽しみいただける他、マリンスポーツやシュノーケリングがお楽しみいただけます。
服装は?
クルーズにお申し込みいただいたお客様に大変よく聞かれるのが、服装はどうしたらいいでしょうか?です。
通常ラグジュアリー船はドレスコードがあるのが普通ですが、この船のみ唯一ラグジュアリー船でドレスコードがない船となります。
ドレスコードは“カントリークラブカジュアル”。男性はシャツにスラックス、女性はブラウスにスカートもしくはワンピースなどのお客様をよく見かけました。南の島クルーズに堅苦しいネクタイは似合いません!そのせいか、高級船にもかかわらず堅苦しい雰囲気は全くなく、寄港で買ったと思われる大きな花柄のワンピースや、アロハシャツなど、皆さん思い思いの服装を楽しまれていました。
ハネムーン
ポールゴーギャンクルーズは332人乗りのクルーズ船なのですが、今回60人がハネムーンもしくは結婚記念日とのことでした。
日本人だけではなく、欧米のお客様、ヨーロッパのお客様にとってもポールゴーギャンクルーズは一生に一度とも言えるハネムーンとして選ばれるクルーズであったり、結婚記念日のための特別な旅行なのです。
今回ハネムーン用のパーティに参加させていただきました。
最後に
リピーターのお客様がとても多いのが、このポールゴーギャンクルーズの特徴なのですが、実際に乗船してみてその訳がよくわかりました。
リピーターが多いのは、船の設備や寄港地の魅力もさることながら、船のホスピタリティにあると強く感じました。
レストランで会う度に天ぷら食べるかと聞いてくるスタッフ、私がピナコラーダが好きなことを覚えていてくれ、作ろうか?と声をかけてくれるスタッフ、出かけるタイミングを見ていつも清潔に整えられている室内、とにかくいつも居心地が良いのです。私達が下船した後は、その日の夜にまた同じ航路に向けて出航します。クルーにとっては全く同じ1週間が始まりますが、一度きりの出会いを大切にし、きっと次のゲストにも同じように明るい笑顔でゲストを満足させ、また帰ってきたいという気持ちにさせるのだろうなと思いました。
ポールゴーギャンクルーズは決して安くはありませんが、払ったお金に見合うもしくはそれ以上の価値のあるクルーズであると実際に参加してみて感じました。
写真:お部屋係のジョアンと